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色鉛筆・オイルパステル4選!絵本作家さんが選ぶ<色鉛筆・オイルパステル>編

色鉛筆オイルパステル>を使う絵本作家さん

こんにちは。画家の「きぃけむ」です。

今回も、絵本作家さんが使用している画材について、調べてみました。

色鉛筆やパステルなど、とても種類が多く、

お店によっては置いていないメーカーの物もありますよね。

インターネット等では探しやすいかと思いますが、実際の絵本作品を観ることで、より 画材の使用感をイメージすることができます。

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どの作家さんも、複数の絵具や画材を使っていらっしゃいますが、主な画材のみ、まとめました。

作家名の右()内は、参考文献と、画材の写っている写真の記載ページを記しております。

 

作家さんは、制作時期や作品によって、使用画材が変化することもあります。
商品のリニューアル等により、リンク先の商品とはパッケージが変わっていることもございます。


ご紹介いたします作家さんが、どの容量・色数のものを使用されているかについては、
リンク先の商品とは必ずしも一致いたしません。
完全には記載しきれないことを、ご了承ください。

参考文献


絵本作家61人のアトリエと道具


MOE絵本教室―絵本作家におそわる描き方 (MOE BOOKS)

(当記事はアフィリエイトプログラムを利用しています。)​


 

 

〇色鉛筆編

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絵を描く人間の側からすると、色鉛筆の魅力は、なんといっても手軽さですね。

絵の具のように、周囲を汚すことも少なく、後片付けも楽々です。

カリスマカラーのように、顔料の豊富な色鉛筆を使えば、重ね塗りをして 混色することもできます。

水彩色鉛筆を使えば、みずみずしい表現も可能です。

 

注意点としては、絵の具に比べると発色が劣る場合もあるため、少し強めの筆圧で描いた方が、

色が見えやすいかと思います。

 

絵を鑑賞する側からは、”温かみのある柔らかい表現”もまた魅力ですね♪

それでは、色鉛筆編スタートです♪



 

[サンフォード カリスマカラー][プリズマカラー]

 

「カリスマカラー」の旧名称が「プリズマカラー」です。

発色が良く、色鉛筆作家さんの中でも人気があるようです。

私も愛用しています。

 

一居みかさん(『絵本作家61人のアトリエと道具』52頁より)


詩の絵本 教科書にでてくる詩人たち (4) 朝の歌 (詩の絵本―教科書にでてくる詩人たち)


こぶたのブルトン なつはプール


かさとながぐつ

ブログhttps://ichiipk.exblog.jp/

 

 

北村裕花さん(『絵本作家61人のアトリエと道具』15頁より)

多摩美術大学卒業。NHKEテレの番組を書籍化した『ヨーコさんの”言葉”』ではイラストレーションを担当。

絵本作家61人のアトリエと道具の中で、アクリルガッシュもアトリエ写真に写っていました。)


おにぎりにんじゃ おこめがはまの けっせん (講談社の創作絵本)


こどもかいぎ


ねこです。 (講談社の創作絵本)

 

 



 

[ホルベイン アーチストカラー]

 

色数豊富でとってもきれいですね。

画材メーカーの作る色鉛筆ですので、安心感があります。

 

まるやまあやこさん(『絵本作家61人のアトリエと道具』117頁より)


ゆきのひのいえで


そっと (PHPわたしのえほん)


せんそうってなんだったの?第二期1 ①海に消えた小さな晴れ着 語りつぎお話絵本

 

 



 

[ステッドラー 水彩色鉛筆 カラト アクェレル]

 

デッサン用の鉛筆でもおなじみ、ドイツの「ステッドラー社」は、製図用品メーカーの名門です。

色鉛筆としてそのままに使ったり、水彩画風に仕上げることもできます。

 

 

かわかみたかこさん(『絵本作家61人のアトリエと道具』12頁より)

玄光社イラストレーション ザ・チョイス年度賞受賞。絵がかわいい!


おばけの ブルン


にじさん にじさん どこいった (ほるぷ創作絵本)


こんばんは あおこさん

ホームページhttps://tsubutane.exblog.jp/

 

 



 

様々な色鉛筆で描く。

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色鉛筆の場合、紙の上に単色で描くだけの技法なら、

他メーカーの色鉛筆を併用しても、剥がれ落ちるような心配はほとんどありませんよね。

 

注意点としては、重ね塗りをする場合は、上から乗せた色が落ちることもありますので、

試し描きをすると安心です。

色鉛筆画、鉛筆画は、完成したらフィキサチーフで定着させると良いですね。

 

そのメーカーにしかない色ってありますから、様々なメーカーの色鉛筆、集めたいですよね♪

 

 

 

どいかやさん

メーカーを問わずに、気に入った色で選んでいらっしゃるそうです。


チリとチリリ―はらっぱのおはなし


ポーリーちゃん ポーリーちゃん


くりちゃんとひまわりのたね (くりちゃんのえほん)

 

山田詩子さん(『絵本作家61人のアトリエと道具』101頁より)

カランダッシュ・ファーバーカステルなど、4社ほどから選ぶそうです。


紅茶の時間 The Teatime Book


紅茶のおはなし〈1〉たのしいお茶道具


カレルチャペック紅茶店のabcティータイム―紅茶と絵本のおいしいおしゃべり (MOE BOOKS)

 

 

岡田千晶さん(『絵本作家61人のアトリエと道具』81頁より)

ベロール、三菱鉛筆、ロイヤルターレンスなどの色鉛筆を紹介なさっていました。

鉛筆も、8Bなど芯のやわらかいものを中心に使われるそうです。鉛筆での表現の幅が広くて凄い。


ひだまり


あかり


おかあしゃん。はぁい。

 

 



 

〇オイルパステル編

[カランダッシュ ネオパステル]

 

顔料の純度が高く、耐光性に優れているところが有難いです。

色の純度が高く、色を重ねても彩度が落ちずに使えます。

 

とりごえまりさん(『絵本作家61人のアトリエと道具』83頁より)

アクリル絵の具・ガッシュなども使われるそうです。


月のみはりばん


名なしのこねこ


せんたくやのブラウニー

 



 

以上、色鉛筆・オイルパステル編でした。

私も大好きな画材です。

いろいろな画材を試して、自分だけの表現を探してみましょう♪

 

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アクリル絵の具編はこちら

水彩絵の具編はこちら